〒464-0806
名古屋市千種区唐山町1丁目 42-4
(駐車場2台分あり)
営業時間
9:00〜 20:00(日曜・祝日 定休日)
本山長生館 院長/柔道整復師
山田 孝徳 Takanori Yamada
・名古屋市瑞穂区出身
・家では二児のパパ
・趣味はサーフィンです
・かかあ天下で生きています
・施術に関して非常に真面目です
・冗談が通じます
・親父ギャグが得意です
生まれた時から整体一家の次男として育ちました。
先代である父は、私が幼少期の頃から
テレビをつければ世間の人が一目瞭然でわかる超有名アスリートたちの施術を担当しておりました。
朝早くから夜遅くまで溢れかえるお客様で、当時は待合室から駐車場まで、名古屋長生館は人で溢れていました。
幼少期からそんな多数のお客様と超一流アスリートと関わらせていただく中で、
「施術ってカッコいいな」と思うようになりました。
活発な少年だった私は、
野球、柔道、サッカーなど様々なスポーツをしました。
そして、見事によくケガをしました。
特に印象的だったのは、
学校から帰宅して友人と公園で遊んでいて
走って足を捻った時です。
あまりに足が痛すぎて、足がつけなくて
子供ながら冷や汗をかきながら
自宅までの道のりを、足を引きずりケンケンして歩いたことを今でも覚えています。
約40年も昔の話なのに今でも鮮明に覚えているということは、相当痛かったんだと思います。
そして、帰宅すると父がすぐに
足が痛くて涙が止まらない私の症状を治してくれました。
この時の感動というか、
「救われた」と思った心境は、今でも私の施術家としての基礎になっています。
困っている人を
2本の腕で救う。
そこに私は美学を感じています。
父の患者様からは「サラブレッド扱い」していただき、世間からみたら順風満帆に見えた私の幼少期でしたが
やはり偉大な父を持つことに
思春期あたりから疑問や不満が出てきました。
どんな環境で育っても、
特に親に問題がなくても、
それでも意識してしまう。
意識しても、なんとなく勝てないことがわかっているから素直になれない。
それが結果として反発につながる。
こんな期間が10年以上長く続きました。
父が人気整体師であることのメリットは分かりやすく、テレビに出ている有名人と親しくなれることでした。
自宅の1階にある名古屋長生館で施術を受けてから、私の顔を見に自宅まで上がってきてくれて
食事をしながら話を聞いてくれる選手の方も見えました。
自分は何もすごいわけではないのに、
それでも嬉しくて嬉しくてたまらない。
でも、、、
素直に「おとうさん、ありがとう」とは言えない。
整体一家で育つ大きなデメリットは
越えようのない壁が目の前にいることでした。
父はすごい。
でも、俺には俺で言い分がある。
こうして素直になれず、
突っ張っていた時期が続きました。
18歳のある日、私はぎっくり腰で動けなくなりました。
そのことを知った父はすぐに施術を行なってくれました。
そして、あっさり翌日にはスタスタと歩ける状態にしてくれました。
本当は心の底からすごい!と思うものの、
素直になれない私は何も言わずに自室に戻りました。
父を懇意に頼る患者様から
「早く家業を継げる努力をしなさい」と複数人から言われることもあり、
私の反発心は火がつくように高まっていきました。
その結果、高校を卒業してから浪人をしたり
オーストラリアへ、表向きは語学留学と言いながら人生の放浪旅に出ていました。
内心は『何かを学びたい』と思っているのではなく
『とにかく誰も私を知らない世界へ行き、
家族や関係者から逃げ出したい。』
『俺だって何かできるはずだ。』
でも、冷静になって考えてみると
この留学費用も父が出してくれているわけです。
そう思うと何もかもが嫌に感じました。
『今のまま“すねかじり息子”には成り下がりたくない。』
こんな想いを抱えながら何度か転職を繰り返し、私の人生の転機となる
金山の『ANAクラウンホテル』で働くタイミングがやってきました。
そこはさすが一流ホテルだけあり
社会の厳しさを生で体感できる環境でした。
ホスピタリティーの教育や、お客様をおもてなしすることなど
社会で生きていくためにとても必要なことを学ばせていただきました。
私の中で初めて社会で「揉まれた」感覚がありました。
そして、少し大人になった感覚がありました。
『もういい歳だし、強がることをやめて素直になって、自分の人生を本気で作り出そう』と思いました。
気づけば25歳の春でした。
心がきまった私は父の下へ弟子入りさせてもらい、修行に勤しむことになりました。
「ただのドラ息子」から「後継者」として
初めて実家の1階にある名古屋長生館で働かせていただきました。
近すぎるのに遠かった実家の1階。
施術現場には家族だから見れていた世界とは
レベルの違う「学び」が溢れていました。
それから私は
『人生を舐めていた』と心の底から反省しました。
理由は
一つづつの施術技術、
お客様により異なる症状の確認の仕方、
そして何より施術の強弱など、
膨大なわからないことと向き合うことになったからです。
でも、
私は父を越える治療家になりたい。
そんな想いを持ちながら、兄弟子たちからの指導と共に私は施術経験を積んでいくこととなりました。
気づけば父も年齢が70歳を越え
名古屋長生館は兄が担当し、弟の私は本山でお店を持つようになりました。
これからも名古屋長生館の技術を兄弟揃って継承して
「温故知新」の精神で
日々の施術にあたらせていただきたいと思います。
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名古屋市千種区唐山町1丁目 42-4
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